第6代理事長のごあいさつ


2014年4月21日「価値創造フォーラム21」キックオフ大会より

第6代理事長 菰田 正信 この度、伊東信一郎理事長の後任といたしまして、価値創造フォーラム21の6代目理事長という大役を仰せつかることになりました。大変僭越ではございますが、微力ながら精一杯取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様ご承知のとおり、当フォーラムは1998年4月に創立されました。「絶対的な価値創造を通して、21世紀に向けて明るい希望に満ちた日本を再生しよう」という早川様のお声掛けで、高い志をもつ異なる業種の経営者が集まったのが始まりであると伺っております。その活動、議論の中からは、いくつもの価値創造のムーブメントが起こり、実際にいくつもの成果が実現してきております。この諸先輩方の志の高いうねりを絶やさないためにも、本フォーラムの活動を今までと同様、有意義な活動にしていきたいと考えておりますので、何卒ご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

さて、本年度の統一テーマは「マーケティングの本質と価値創造」でございます。これは本フォーラム創立時のテーマ設定でございます。本フォーラムの創立時といえば、金融危機の真っただ中、その前年に消費税が増税され、今思い起こすと、まさにこの時が長期デフレの入口といってもいいのではないかと思います。

そして本年4月、当時と同様、17年ぶりに消費税が増税されました。日本経済は安倍政権の発足以来、政権の積極的な経済政策で、ようやく回復の兆しが見えてきております。しかし、本当に回復するかどうかは、まさにこれから行う成長戦略の実効にかかっているわけでございます。その意味では今年が正念場と言ってもいいのではないでしょうか。このような時こそ、われわれ民間企業がイノベーティブな価値創造を起こし、絶対的な競争力をつけることによって、日本経済の再生を果たしていかなければならないと思っております。そのような思いを込めて、創立当時の諸先輩方が議論されたテーマ設定に立ち返ろうということにさせていただきました。

今年度も統一テーマに沿った多彩なプログラムが用意されております。是非、奮ってご参加、ご議論いただければ幸いでございます。

結びに当たりまして、本フォーラムが皆様にとって、ますます有意義なものとなること、そして本フォーラムと本日ご出席の皆様のますますの発展を祈念いたしまして、簡単ではございますが、私のご挨拶とさせていただきます。

一般社団法人 価値創造フォーラム21 第6代理事長
菰田 正信