初代理事長のごあいさつ

2000年4月18日開催のキックオフ大会あいさつより

初代理事長　弦間　明この度、価値創造フォーラム２１の初代理事長という大役を仰せつかりました。当フォーラムが意義あるものとなりますよう、微力ではありますが精一杯の努力をしてまいりますので、今日、お集まりの皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げたいと存じます。

この価値創造フォーラム２１は、異なる業種、立場の異なる経営者たちが相集い、新しい時代の価値創造を目指そうとの志をもって、1998年の4月に設立いたしました。この4月でちょうど2年が経ちましたが、この間たくさんの皆さま方のご指導を頂戴して、価値創造のプラットフォームともいうべきものができたのではないかと思っております。また、徐々にその活動を認めていただけるようになりまして、価値創造フォーラムという「ブランド」ができあがりつつあるように思います。

今後の活動につきましては、これまでの成果をステップとして、本日の富士ゼロックスの小林会長、資生堂の福原会長の対談に示唆がありましたように、これからのデジタル・ネットワーク時代における企業理念、企業のあり方をさらに深く追求していかなければならないと考えております。その際に重要になることは、企業価値の最大化を図るための価値創造戦略、お客さまとの、また、企業連携のネットワークを図る「業連」戦略、ステークホルダーとの価値共創を目指す企業組織とワークスタイルであります。

これらの視点から、新しいビジネス・デザインのあり方を考えておりますので、積極的にご参加いただき、活発なご意見を頂戴したいと思います。

最後に、このフォーラムは、21世紀の新しい価値創造を目指していくものですが、そのためには今日、お集まりの皆さまと知的財産を「共創」する「場」を創っていくことこそが大事だと考えております。皆さまのこれまで以上のご支援とご協力を頂戴して理事長の任に当たってまいりますので、宜しくお願いを申し上げてご挨拶にかえさせていただきます。

価値創造フォーラム２１　初代理事長
弦間明